失語症の私が恋をした話

失語症の私が恋をした話
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 00:44:24.71 ID:7K84b5Je0
たったら
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 00:45:40.27 ID:7K84b5Je0
立っちゃったw 
読んでも読まなくてもいいので、興味のある人だけ暇つぶしによんでください。 

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7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 00:45:56.50 ID:BWsp47th0
きいてやろう
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 00:48:49.48 ID:7K84b5Je0
じゃあスペックを先に 
私 20歳  
156㎝ 顔は普通 
彼 26歳 
180㎝ いけめん 
他に聞きたい事あれば追記して行きます
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 00:53:57.46 ID:7K84b5Je0
そいじゃいきます。 
私は生れた時は、言葉を話す事はできました。 
正直、幼い頃の記憶はありません、言葉を失った理由を思い出す事もできません 
ただ、それが同級生の男の子達によるもので、ストレスせいで有る事は 
伝え聞きですが、解って居ます。 
これが前提です。曖昧な記憶でごめん
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 00:51:25.28 ID:0rGfsHXe0
失語症ってどんな病気? 
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 00:55:45.35 ID:7K84b5Je0
>>22
簡単に言うと脳の障害や、精神的なストレスで喋れなくなる事
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 00:59:39.66 ID:7K84b5Je0
言葉を失って、私は中学生の大半を家で過ごす事になった。 
母は何故か出ていって、私の家には父と弟、犬のえだまめだけになってしまった。 
私は何をされたか覚えて居なかったに、気ままに引き籠り生活を送ってた。 
ただ母が居ない事は少し寂しくて、泣いて居た気がする。 
まぁそんな事はどうでも良いんだ。 
でも父と弟が話している時に、何か思っても 
簡単に言葉を伝えられなかったり、どうしても話を止めなきゃいけない事がすごく厭だった
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:05:02.97 ID:7K84b5Je0
一応担任や親の好意で高校へは、上がれた。 
でも割と高校は地獄でした。クラスメートは良い子達なんだけどね 
教師が、私が答えられないの知ってて指名したりしてきて 
「ああ、貴方は答えられないのよねww」ってぷぎゃーされた。 
私自身、自分の記憶がない以上自分のせいな気がして我慢してた 
今思えば、辞めさせるくらいの抗議をしてもよかったのかなと思う。 
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:10:26.72 ID:7K84b5Je0
それでも我慢してたんだけど、3年生になった時 
担任の教師が変わって、私を「空気」として扱われるようになってしまった。 
その教師は体育を担当してて、いつも私は仲に入れさせて貰えなかった。 
友達は誘ってくれたけど、私が喋れないからなんだなって思ったら中に入る勇気はなかった。 
その日、帰宅しようとした時に携帯が鳴った。 
母だった。母はたまに電話をくれて私が声を出せないのを知って居るから 
「はい」か「いいえ」で答えられる様な質問をくれた。 
私はいつも拍手とかで答えてた。でもその日は違って 
「アンタが喋れなくなったから!!!!」と罵られた、何も答えられないから 
母の話をただ聞くだけだった。
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:15:31.92 ID:7K84b5Je0
どんどん喉?っていうのか胸が苦しくなってきて息が荒くなってくるのが解った 
呼吸出来ないのに、人は沢山いるのに、誰も私に気付いてくれなくて声が出ない事が 
すごく怖くなった、このまま死ぬんじゃないのかな、って思った。 
言ってしまえば過去吸に陥ってしまったわけです。 
そんな時、背後から肩を叩かれて声を掛けられた。 
「大丈夫?」 
そんな普通の言葉が嬉しくて、安心した。 
正直顔なんか殆ど覚えてない。 
でも何も言えない私を駅の事務室までおぶって行ってくれた。 
それが彼との出会いでした。 
そして、これ以来母からの電話はなくなりました。
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:21:45.36 ID:7K84b5Je0
事務室で紙袋を貰って、本当は私が聞くべきなのは解って居るのですが 
彼にお礼がしたいので、電話かけてほしいと言う旨を書いたメモを渡しました。 
でも、落ち着いた後、もう彼は居ませんでした。 
この時は好き、とかもなくて、助けてくれたお兄さん。だった 
今思えば、連絡先渡すとか何さまなんだろうと思います。 
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:25:39.04 ID:7K84b5Je0
それから数日して、携帯の電話が鳴った。 
知らない番号だったし、弟も居なかったので、出る事は出来なかった。 
でも留守電に彼から 
「あれから、どうしてるかな、って思って。別にお礼とかは良いので元気かだけ教えて下さい」 
とメッセージが入って居た。私はすごくうれしくて、思わず電話を折り返してしまった。 
どう説明したら通じるか、だとかは考えてなくて、ただ彼にお礼を言いたかった。
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:31:58.79 ID:7K84b5Je0
3コールで彼が出た。大人ぽいというか落ち着いた声の人だなって思った。 
私は無言で、彼はずっと「もしもし?」と不安そうに聞いて居た。 
どうにかお礼だけでも言いたくて、何度も口を開いた、
多分相手には唇の当たる音が聞こえてたんだと思う。 
「もしかして喋れない?」 
彼がそう聞いた、でもうん。とは言えずにマイクを1回だけ叩いた。 
「あーごめん。なんかそうかなーって思ったんだ。」 
「気付かなくてごめん、今元気?」 
私は1回マイクを叩いた。一言も伝えていないのに 
喋れない事を理解してくれる事が嬉しくて泣いてしまった。 
声が出ないので嗚咽すら届かない。だから思い切り泣いた 
「そっか、でも、またあんな風になったら音出して周りに伝えなきゃだめだよ」 
優しい声で叱ってくれた。正直父は良い人だけど、腫れ物を扱う様にされてたから 
こうやって、純粋に怒ってくれるのが凄く、凄くうれしかった。
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:33:44.56 ID:iUIFU5C50
心と顔の真のイケメンに出会ったんだね
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:37:03.05 ID:7K84b5Je0
「泣いてるの?」 
私はマイクを二回叩いた。私の泣き声は同室に居ても聞こえない。 
「嘘でしょwごめんね怒ったりして」 
「高校生?若いなー、あの制服だと××かな?」 
どうして喋らなくても解るのかな、って純粋に思った。 
私はマイクを叩くだけだった。でも彼はどんどん話して行く。 
久しぶりに人と話すのって楽しいなって思った。 
最後彼は 
「また何か有ったら電話して、これも何かの縁だし」 
そう言った。私は1回だけマイクを叩いた。 
泣いてない事に続いて二回目のウソでした。
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:39:57.81 ID:7K84b5Je0
彼と出会って各段に何か、私に対する偏見の目が変わる訳ではありません。 
辛い事がある度に、彼の電話番号を見ては、通話ボタンを押そうとするのですが 
おせませんでした。きっと彼の言葉を社交辞令だったらどうしようか、
そう思っては携帯を閉じました。 
でも私は、彼の番号があるだけで、それでも真っ直ぐ生きていこうそう思えました。 
もうこの時、私は彼が好きだったんです。 
単純な女です、ちょっと優しくされたから惚れた、それだけですw 
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:45:37.01 ID:7K84b5Je0
高校を卒業し、引き籠り等の支援教室の事務に就職しました。 
大学へ行く事も考えましたが、主治医が薦めてくれるままに、働き始めました。 
気持ちが悪い話ですが、その時の私の携帯の発信履歴は彼の名前が 
ひとつ、あるだけでした。 
働き始めたところは、幸いにも偏見の無い優しい方達ばかりで 
話せない事を覗けば、すごく働きやすい職場でした。
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:50:51.41 ID:7K84b5Je0
働き始め、初めての冬。ちょうどいまくらいの時期だったかな。 
私は高校時代の友人と食事を済まし、帰宅しようと駅に急いでいました。 
ですが不意に、目の前に男性が転がってきました。 
私の地域には珍しく雪が降って、シャーベット状に溶けだしていた。 
思うにその男性は階段を上ろうとして、こけたのだろう。そう思いました。 
立たせて直ぐに帰れば、喋らないで済むだろう。そう考え 
彼に手を差し出しました。
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:54:13.56 ID:7K84b5Je0
「ありがとう」 
酒臭い息と共に、優しい声が聞こえました。 
一瞬で顔が火照ったのが解った。 
男性が顔を上げて、その男性が本当に彼だと気付いた時 
逃げ出したくなった。というか逃げた。 
マフラーで顔隠して階段を上ろうとした。 
そしてこけた。
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:58:42.04 ID:7K84b5Je0
痛くても声が出せない。無言の私。 
今度は笑いながら私に手を差し出した。やっぱり酒臭い。そして恥ずかしい 
そう思いなが手をとって立った。 
「お互い転んじゃったねー」 
彼は笑った。私は顔を上げられずただ頷いた。 
「あれ、あの時の子、だよね?」 
私は首を横に振った。三回目のウソ。 
「ほら、またウソ付いたー、電話してくるって言ったのに電話してこなかったじゃん」 
彼はへらへらと笑った。上機嫌な様子だった。 
「よし、お兄さんとメールアドレスを交換しよう」 
そう彼は鞄から、ペットボトルを取り出した。 
そして何も言わずしまい、携帯を取り出した。
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 01:59:49.00 ID:M/BJTL/c0
ペットボトルワロタ
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 02:01:00.27 ID:7K84b5Je0
私は首を振って断ろうとしたけど、最終的に酔っ払いには勝てずに交換した。 
「これで、話ししやすいでしょ」 
彼のその言葉を最後に別れた。 
ずっと胸がドキドキしてた、もしあの時喋れたなら 
「好き」だと言えたかもしれない。
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 02:07:36.20 ID:7K84b5Je0
何度か彼に会ったり食事にも言った。 
別に特別な関係にはならなかったし、多分兄弟か何かに見えてたと思う。 
彼女にすごい罪悪感があったけどねww 
でも有る時、彼の言う彼女って言うのが、高校時代に亡くなった人だって言うのを聞いてしまった。
彼は彼女と別れて居ないし、他の人は好きになれそうになれないんだ。と打ち明けられた。 
恋愛に夢見て居た私は、そんなに辛いものなのだろうか? 
そんな風に思ったけど、一緒に泣いた。泣いて泣いて凄く辛くなった。 
抱きしめる勇気もなかったし、優しい言葉すら掛けれない自分がもどかしかった。
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 02:11:54.38 ID:7K84b5Je0
それから、私達の関係は変わってしまった。 
彼女の事も禁句で、会う事も無くなった。 
きっと彼は私に女の子としての優しさを求めて居たんだと気付いた。 
言葉がかけられなくても抱きしめたら良かったって後悔した。 
同時に、貪欲な自分にも気付いてしまった、彼女はもう死んでいるのだから 
付き合えなくても、彼と居られるのかもしれないって。思った。 
そんな自分が嫌で彼と会えなくなった。 
毎日の楽しみだった彼とのメールが苦痛になった。 
メールが来るとうれしいのに、彼女の事、あの夜の事思い出して苦しくなった
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 02:19:34.58 ID:7K84b5Je0
そんな事で私と彼は疎遠になった。 
そして去年の10月、また駅だったんだけど、改札を通ろうとしたら 
切符がなくてあたふたしているところ、後ろから声を掛けられた。 
「ほら切符落ちてるぞw」 
いつもの優しい声だった、でも私が振り返って切符を拾ったら 
じゃあなwとか言って、人混みの方に行ってしまった。 
会えたって思ったと同時に、もう多分会えないんじゃないかって思って追いかけた 
でも私が人を追いかけるって結構面倒臭いんだ、声は届かないし 
体力や運動神経もないからね。 
だけど、兎に角口を開いて相手の名前を呼んだ。聞こえなくてもいいやって思った 
もしかしたら言葉が出るかもしれないしって思った。 
でも気付いたのは知らないおっさんだった…。人生って上手く行かないなぁと思いながら 
ホームで泣いてしまった。ばかす
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 02:22:40.02 ID:7K84b5Je0
だけど、携帯が鳴ったのさ。 
喋れないのも忘れて、誰の着信かも見ずに出た。 
「もしや追いかけてきた?」 
彼だった。辺りを見渡したけど彼は居なくて 
二回マイクを叩いた。 
「うそwだって声したしww」 
声なんかする訳ないだろ、からかうなって思ったら 
涙が余計溢れてきて、鞄を殴った。 
「ごめん。」 
そう一言だけ言った、切ろうとしてるのが解った。
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 02:29:21.28 ID:7K84b5Je0
「じゃあまたな」 
「なんだよw後でメールで聞いてやるってw」 
「じゃあなw」 
って彼はただ切ろうとする。なんだよ何時ものお前はどうしたよ、そう思った。 
止める術が他に思い付かなくて、大きい声だそうとして口を開きながら 
すき、って何回も言った。 
音にはならなかったと思う。でも彼は答えてくれた 
「俺も」 
一気に涙がやんだw何がだよwwって
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 02:35:15.34 ID:7K84b5Je0
「今まだ駅?」 
携帯を叩いた、こいつ適当に頷いてるんじゃないのかって思って 
確認したかった。その後1時間程で彼が来た。 
確認するために口を動かした 
また「俺も」って答える彼。 
それからは彼の一方的な話で彼女の事は忘れるつもりもない 
でも、別にそれは人をすきになっちゃいけない訳じゃないよなとか言って居た。 
そんで「俺も好きです、付き合って下さい」って言われ付き合って今に至ります。 
最後が簡単でごめんw 
因みに彼が私が何言ってるか気付いた理由は私の息らしいです。 
長文とかは解らないけど、短い単語なら解ると言ってました。 
なんか運命的なものかなと夢見て居た私ですが、息使いで彼に好意を伝えられるだけ 
満足です。
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/24(火) 02:36:44.92 ID:7K84b5Je0
一応10月に結婚予定でニートなので書き込みました。 
長々と読んでくれてありがとうー自分語りってすっきりするよね! 
それじゃあおやすみ!

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